パーソナリティ心理学概論【レビューと感想】

パーソナリティ心理学概論【レビューと感想】

こんにちは、つむぎゆりです!

今回は、パーソナリティ心理学概論を読んだレビューや感想となります。

結論からいうと、パーソナリティ関係の本では非常におすすめです。

パーソナリティ心理学概論【レビューと感想】

パーソナリティ心理学概論を読んだ感想

僕はほかにパーソナリティ心理学関連の本は2冊ほど読んだことがあるのですが(どちらも初学用)、この本はそれらと比べてより一歩踏み込みつつ、かつ非常に読みやすい内容でした。

パーソナリティ心理学とは

日本語だと「人格=パーソナリティ」なのですが、海外ではちょっと意味が違ってきてしまうんですね(CharacterとPersonality)。

なので、そういった違いを統一するため、人格心理学ではなくパーソナリティ心理学というらしいです。

ただ、現状は日本において人格心理学もパーソナリティ心理学も同じ意味らしいのでどっちを使ってもOKとのこと。

どちらにせよ人間の「性格」を扱う心理学となります。

どちらかというとマイナーな学問

図書館で「パーソナリティ心理学」で検索すると、けっこう新着が少ないんですよね笑

で、本を読んでみると、「ほかの分野(認知心理学や臨床心理学)と兼任している研究者が多い」とのこと。

まあ、パーソナリティ心理学に限らず、細分化された学問は多かれ少なかれ兼任されている印象ですが、パーソナリティ心理学はそれが顕著だということでしょう。

どういった人におすすめか

類型論や特性論の歴史や詳細などが綴られている本となります。

で、ほかの本と比較すると、サイズが大きいは文字の分量が多いは読みにくい印象があるかもなんですが、語り口が個人的にすごい読みやすい印象でした。

作者さんの個人的な視点があまり入っておらず、また、理論の展開が身近なところから始まり、徐々に飛躍していくのでまったく事前知識がない人も読みやすいのではないでしょうか。

同時期に借りた初心者用の本よりもよっぽど読みやすかったです笑

パーソナリティ心理学の活かし方

基本的にMBTIもパーソナリティ心理学の延長線上ではあります(学会では承認されていませんが笑)

ここからは活かし方だったり、おすすめの読み方を紹介。

歴史などは正直飛ばしてもよし

こういった心理学の本って、前半は学問の歴史だったりするのですが、どの本も大抵似たことを言ってるので飛ばしてもいいと思ってます笑(まあ知ってるからというのもあるんだけど)

で、実際に使えそうな部分だったり、興味のあるところから読んだほうが興味も出やすいのかなと。

じゃあほかの自己啓発本でもいじゃないか(ベストセラーのやつとか)って話になってくるんですけど、ああいう売れ線を狙ってる本って作者の考え方だったり余計な分が入ってて僕はちょっと苦手なんですよね笑

たとえるなら天然水と甘味料たっぷりのコーラとの違いというか。

日常生活や仕事に活かす

直接的に活かすことは難しいかもしれませんが、考え方の応用にはなるのかなと。

また、性格の成り立ちであったり、変化の仕方、影響のされ方なども記載されているので、自らの人生にも役立つ可能性はあります。

単純に読んでいて楽しいのもそうなのですが、やはり実用性を求めることも読書の楽しみなのかなと。

と同時に、知っていることを増やすことで、さらに新しい発想などが浮かぶ可能性はかなりあるので、もし興味がある方は斜め読みでもいいのでお試ししてみるのはいかがでしょうか。

まとめ

以上、パーソナリティ心理学概論を読んだレビューと感想でした!

パーソナリティ心理学自体の発展がなかなかない状態なので、とりあえず決定版の1冊を読んでいるだけでもだいぶ違うのかなと思っている所存です。

▶高校を受験せずお笑い芸人を目指す→ネタ見せ2年→小説を10年間で110作投稿し新人賞受賞→漫画で同人作家7年→現エンジニア&チャットノベル「百合と世界と名探偵」連載中。

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