
こんにちは、つむぎゆりですl
今回は、インターフェイスデザインの心理学を読んだのでそのレビューと感想となります。
結論からいうと、具体例や根拠がこれでもかと盛り込まれており、やや実用性が弱いですが単純に読み物として面白かったです。
若者言葉の研究↓
アピアランスの心理学↓
パーソナリティ心理学概論↓
読んだ感想
単純にかなり面白い心理学本でした。
単純にインターフェイスの話というよりは、インターフェイスを中心とした心理学の実例がわかりやすく書かれた本、といった表現が正確かと思われます。
実例の数が多く、たくさんの発見が得られる
本を読んでおすすめできるポイントは以下のとおり↓
- 実例が多く非常にわかりやすい
- エンジニアやデザイナー以外でも単純に読んでいておもしろい
- 翻訳本だが翻訳がうまくスラスラ読める
心理学本っていろいろなパターンがあると思うのですが、これはとにかく実験と結果、その事例がバンバン網羅されているので情報量がとにかく多いです笑
専門用語なども少なく、本当に日々の生活に役立つようなことも書かれており、知的好奇心が刺激されます。
また、画像や一部の例は日本向けではありませんが、支障のない範囲で、しかも日本向けに修正もされており(日本の1円玉や5円玉が画像として差し替えられてたりする)、非常に読みやすいです。
おすすめできない点
- シンプルに字が小さく読みにくい
- 心理学本としては面白いが、実用としては物足りない気がする
- あくまでインターフェイスを中心とした認知心理学本、といった使い方が適当
最初に思ったのが、字が小さいなという点w
確かにオシャレなのですが、ちょっと違和感がありました。
あとはインターフェイスにつながるヒントはありますが、主に心理学の実験とその結果に紙面が割かれており、じゃあ実際にどうやって活かすかは各々で考えていきましょう、といったスタンスに近いかなと。
ただ、読んでいるのと読んでいないのとは明らかに違いますし、日々の生活に適用できるようなことも多くあり、そして単純に読み物として面白かったですね。
読んでいてわかったこと
なんというかとにかく事例が多く笑、さまざまな情報があってこれをすべて覚えられることは到底できません笑
そのなかで記憶に残っていることを、抜粋してぼんやりとお届けできればなと。
人は情報を得ることでドーパミンが発生
人間の記憶の仕方や、物の見え方などいろいろあったのですが、最も衝撃的だったのは情報=ドーパミンということ。
たとえばネットで情報を調べたり、Twitterをやってしまうのはドーパミンが関係しているのだとか。
探索中毒状態になってらしく、これめっちゃ当てはまってるんですよね笑
僕、買い物をするときにめちゃめちゃ調べるくせがあるんですけど、これけっこう悩みの種で、数十分くらいならいいかもなんですけど数時間たつのもざらなんですよね。
なので意識して減らしていきたいなと(簡単にできれば苦労はしないんだけど)。
自分で選択したものはやる気が出る
これはほかの本でも読んだことがあるのですが、やはり自分で選んだり自発的に作ったものはやる気がでるとのこと。
確か、人が幸せを感じやすい条件のうちのひとつに、自分でそれを選んだか否か、といったものが含まれていた気がします。
まえまえから知っていましたが、やっぱり大事だよなぁと思い勇気が出た次第。
…で、ほかにもとにかくさまざまな事例が載っていたのですが、たとえば人間が一気に覚えられることは4つまでとか(5つになると急激に忘れやすくなる)、日本人は欧米人よりも森などの背景を中心に見るとか、さまざまなアプローチがありました。
ただ今すぐブログに転化できるかというと微妙なのですが笑、なんにせよ知識の底が上がったのは確実かな、と感じた所存です。
まとめ
以上、インターフェースデザインの心理学のレビューと感想でした!
絵や図が非常に多く、すらすら読みやすい本だったのでおすすめです。