こんにちは、つむぎゆりです!
今回は、MBTI本である「16タイプ別性格BOOK」を読んだレビューと感想になります。
結論からいうと、内容としては頷ける部分も多くわかりやすかったのですが、日本人向けでないことと自タイプ以外のページに興味がわきにくいかな、と思いました。
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本の良かったところと悪かったところ
まず大前提として、現状「MBTIへのいざない」くらいしか有名なMBTI本がなく笑、同ジャンルの本が新しく増えてくれただけでも嬉しいです(16タイプ別性格BOOKは2022年10月発売)。
Amazonレビューでもほとんど数がないのと、いちおうMBTIを取り扱っていることが当サイトでは多いため(いちおうという記事数ではないですが笑)、それなりにレビューの信頼性もあると自負します。
本の良かったところ
- 文章がわかりやすく、タイプ別の説明も細やかで読んでいて楽しい
- 他タイプとの違い・有名人・恋愛観や仕事・好き嫌いや人間関係・生活や仲良くなる方法・悩みやアドバイスなどほぼすべてが網羅されていて圧巻
- フルカラーかつイラスト付きで見やすい
- タイプ別索引なので読みやすい
- MBTIへのいざないのほぼ半額(1600円)と一般的に買いやすい価格帯
総じてかなり高クオリティでまとめられており、買って損はないし新たなMBTI本のスタンダードとなる可能性もあります。
おすすめできる層としては、MBTIをまったく知らないという方、少し興味の出てきたといった方に最もおすすめでしょうか。
本の悪かったところ
- 出てくる有名人がほぼ全員海外出身でわかりにくい
- イラストや装丁が日本向けではない感がある
- MBTI全般(歴史や仕組み)の説明が短い(価格を考えるとおそらくここを削るしかなかったと思われる)
- 書籍内の診断テストは正直微妙
- 筆者は全タイプわかるので読んでいて楽しかったが、果たして初心者が読んで自分以外のタイプを読んで楽しいかはやや疑問
いちばんわかりやすい悪かったところが、韓国で出版された本の翻訳なので出てくる有名人がほぼほぼ海外の俳優や実業家なんですよね笑
全体的に比喩も日本向けじゃないかな、という感じでしたが、翻訳の方ががんばってくれたおかげか、スラムダンクの桜木花道(estp)や、デスノートのL(intp)の記載もありつつも、日本向けなのはほんとそれくらいでした。
あとは、辞書みたいにタイプ別で引けるのですが、自分の欄は読んでいて楽しくありつつも、果たして他タイプをあまり知らない人が読んだ場合、どの程度まで読んでいて楽しいかはちょっと疑問でした(MBTI本すべてにいえることかもしれないけど)
MBTIへのいざないとの比較
16タイプ別性格BOOK | MBTIへのいざない | |
発売日 | 2022/10 | 2012/10 |
価格 | 1600円 | 3850円 |
流通状況 | 新作 | 絶版 |
本の形態 | ソフト | ハード |
ページ数 | 288 | 308 |
色 | フルカラー | 後半は白黒 |
わかりやすさ | ◎ | ○ |
初心者向け | ◎ | ○ |
情報の密度 | ○ | ◎ |
タイプ比較 | ○ | ◎ |
文章 | やわらかい | 堅い |
読み返し度 | タイプ別の知識 | MBTI全般の知識 |
超ぶっちゃけると、アフィリエイトをくっつけているのに何言ってんだという感じですが、どちらも図書館で借りるのが最適解だとは思います(おい)。
ただ、MBTIへのいざないのほうはおそらくけっこうボロボロになっているかつ、電子書籍はどう考えても期待できない(図書館にない場合もある)ので、絶版になっているということもあり今のうちに買っておいたほうがいいかも、という感はありますね(僕は全部覚えたので売ってしまったのですが)。
あと、MBTIへのいざないはかなり堅い雰囲気なぶん、学術的なことが学べますし、全タイプごとの違いを載せているので全体への比較がしやすいです。
反対に性格BOOKのほうは、個別のタイプに対する詳細がこれでもかと書かれており買いやすい価格帯ということもあっておすすめはしやすいかと。
しかしですね、自分のタイプだけ読んじゃえばもういいかな感もあるというか笑、ただかなり詳しく書いてありわかりやすくもあるので、ネットで調べるのめんどいひとつにしてほしい、これ買っておけばMBTIのことわかるけどMBTIへのいざない高いよ~という方にはぴったりという位置づけでしょうか。
読んだ感想
今まではよかったところ悪かったところ・他の本との比較でしたが、ここからはほかに思ったこと、かなり細かいツッコミなどを書いていこうと思います笑
アドバイスは的確だが痛いところをついてる?
全タイプごとに、だいたい3ページくらいのアドバイスがついているのですが、これがかなり的確なんですよね。
ただ、僕はintjタイプなのですが、intjタイプのアドバイスを読むと「いやいやそれを直したらもう自分らしさなくなるでしょ」みたいな内容なんですよね笑
おそらくなのですが、ほかタイプも同様なのではないかなと。
試しにintj(つまり自タイプ)以外を見てみると、「なるほど理にかなっている」となかなか思うことが多く、MBTIに関係したアドバイスを受けたいかたには重宝される(つまり痛いところをついてるぐらい客観的にみれば的確な可能性が高い)と思います。
ソシオニクスにもある程度影響されていそう
ちなみに相性がいいタイプ、という欄は設けられていないのですが、○○タイプと○○タイプの違い、といった欄でこのタイプ同士は補完作用があって相性いいかもですよ~との解説がされています。
ソシオニクス(MBTIに似てる理論)は反対同士のタイプが相性よしとされているのですが、この本でもちょくちょく正反対が相性いいと言及されています(すべてではない)。
で、笑っちゃったのが、僕intjタイプなんですけど、intjとesfpも言及されていたのですが、「正反対」とは書かれていたのですが「相性が良い」とは決して書かれていなかったんですよね笑
紙面の都合上か、はたまた意識的に書かれなかったのかはわかりませんが、完全にソシオニクスを採用しているわけでもなさそうです。
日本初のMBTI本はいつ出るのか
100ページ以下で3000円する日本初のMBTI本はあるのですが、こう翻訳もの以外でこれぞ決定版だ、みたいのが現状ありません(筆者の知らないとこで発売されてるかもだけど)。
需要はある気がするのですが、韓国アイドルとMBTIの組み合わせがおそらくブームとなっており、その結果今回は翻訳されたのでしょう。
今回の本も内容的にはかなりよかったのですが、どうしても例に出される例が海外の有名人ばかりで距離を感じてしまったのも事実。
なので、一刻も早く日本初のMBTI本が出版されるのを待ち焦がれる日々といえそうです。
まとめ
以上、16タイプ別 性格BOOKのレビューと感想でした!
いろいろ書きましたが本自体の内容はかなり詳しく優しい語り口なので、総合的にはおすすめできる、と思った次第です。