こんにちは、つむぎゆりです!
今回は、小説を早く簡単に書く方法を解説します。
プロフィールにあるとおり、筆者は受賞経験があったり、100作以上小説を書いてきたので笑、その経験をもとにお話します。
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小説を早く簡単に書くには
まず、小説を構成している要素を分解しましょう。
小説は「文章+ストーリー」という計算式が成り立つので、基本的には文章の決まりを守りつつ客観的にこのストーリーは面白いのかを監視し続ける作業、とも言いかえられます。
ですので、文章の決まりの部分、そして話の構成に関してコツをお伝えできればと。
ちなみに、決して面白い小説を書く方法ではないので笑(それができたらブログ書いてない)、そういった応用はぜひご自身で発見してください。
文章を書くとき気をつけること
- 文節の長さに不自然さはないか
- 同じ文末になっていないか
- 改行、会話のバランスは読みやすいか
ほかにも対象読者に対して言葉選びが合っているか、文頭が同じ言葉ばかりではないかなど、挙げだしたらキリがないのですが、基本的には上記の3つかなと。
訓練すると、これを無意識に気をつけつつ文章が書けるようになります笑
文節の長さをバラけさせる
よくない例
- ○○、○○○○○○○○○○、○○○○○○○○○○○。
- ○○、○○○○○○○○○○、○○○○○○○○○○。
- ○○、○○○○○○○○○○、○○○○○○○○○○○。
いい例
- ○○○○○○○○○○○○、○○○○○○○○○○○。
- ○○、○○○○○○○○○○、○○○○○○○○○○。
- ○○○○○○○○○、○○○○○○○○○○○。
要は、文章の区切りが上記のように似たようなものが続くと、非常に不自然なんですよね笑
これは小説だけに限りませんが、意識するだけですぐさま読みやすくなるかと。
文末の連続を避ける
よくない例
- ○○○○○になります。
- ○○○○だと思います。
- ○○をします。
いい例
- ○○です。
- ○○をします。
- ○○でした。
かなり極端な例ですが笑、似たような文末を続けても不自然なので避けましょう。
ちなみに、クライマックスシーンや章の終わりなどは、同じ母音の文末を連続で続けたのちに、最後だけ違う母音で切れ味をよくするなどの小技もあります。
改行や会話のバランスなどを見直す
これは言わずもがなですが、スマホで見ることを前提としているのならば、スマホ用にするべきでしょう。
また、これも対象読者(難しい漢字を使ってないか、年齢層など)を考慮に入れるとなおのこと効果があるはず。
自分がどのジャンルで書いているか、どう読まれたいかを常に意識して会話と地の文、そして改行の位置などの工夫がおすすめです。
無意識でおこなえるまで練習
こういった注意しなければならない点を、無意識でおこなえるまで練習しましょう笑
そんなの大変やで、という話だと思うのですが、こればっかりはもう練習するしかありません。
ただ、上記のようなことって小説以外でも応用できますし、何度もやれば必ずできるようになることなので、諦めずに反復するのがおすすめです。
そのうち、文章で次何を書けばいいのか悩むことはなくなるはずかと。
ストーリー構成にかかわる部分
それでは続いて、文章以外、つまりストーリー構成について解説します。
あくまで早く簡単に書く方法、基本的なことに準じているので、ぜひ個人個人で応用していってください。
情報を出す順番を気をつける
小説というのは、読者に情景を思い描いてもらって、その時間を楽しんでもらうことが基本的な目的となります。
そのため、どのくらい人物や景色の情報を出すか、どこで描写を切り上げてストーリーを進ませるか、その取捨選択が重要で腕の見せ所でもあり、作家の個性ともなります。
コツとしては、自分が好きな作家さんのまねをする、自分が書いた小説を時間がたったあと見返す、そういったなかで果たしてどの順番が合っているのか試行錯誤していく感じですね。
前章とは違ったパターンにする
ヒントかつ実践的な方法なのですが、前の章とは始まり方や終わり方を変えると、読んでいても飽きませんし、書くほうも迷わずに進むので一石二鳥です。
たとえば前回は景色の描写から入ったから、今回は会話から入ってみよう、前回は回想だったからとりあえず回想はなし、など、過去の構成から消去法で選択することによって迷う時間が減ります。
漫画の話ですが、名探偵コナンのコマ割を研究したことが過去にあって笑、コナンは1ページめの1コマめ、建物の大コマから入ることが多いのですが、横に大きいコマの次話は縦に大きいコマから入ったりなどしていて、これも小説に似ているなと感じました。
タイトルから考える
話で迷う方は、ぜひタイトルから考えることをおすすめします。
よくミステリーでありがちな作り方なのですが、不思議で目立つタイトルを考えて、じゃあどんな話なのだろう…と考えて、タイトルを因数分解するようにストーリーを考えていくと、ネタが尽きることはありません笑
また、タイトルにかぎらず、登場人物から考える、○○から考える、などネタが思いつかないときは自分なりの起点を作っておくと非常に楽です。
途中で戻って直さない
小説を書く人の悩みで大きなものが、完成させられないというものではないでしょうか笑
投稿サイトに載せるものだとしてもなかなか1話を完成させるのも大変な人も多いはず。
で、完成させるコツとしては、直したいところなどがあったらメモでもしておいて、とにかく絶対に戻って直さないことです笑
書ききったあと、誤字を見るついでに直せば時間の節約にもなるでしょう。
景色を思い描いて必要な箇所だけ文章化
小説の書き方はいろいろ存在すると思いますが、自分で景色を思い描き、そのなかで必要な部分だけ文章にする、といったほうほうがとてもおすすめです。
慣れてくれば、頭の中での体感時間と文章を書くスピードがほぼイコールになるくらいには、タイピングのスピードが早くなるのではないでしょうか笑
そういったなかで、どれくらい情景を描写するのか、心情をどのくらい記すのか。
会話をどこで打ち切るのか、そういった点が腕の見せ所かと。
総じて:早く簡単に小説を書く方法
今までのことを振り返って、ここでまとめてみます。
読者が読みやすい文章をシステム化し、話の構成やストーリーなども完全に機械化させたうえで、その両方を無意識でおこなえるぐらい練習することで、誰でも早く簡単に小説を書くことが可能です。
で、問題は、まずそのシステムを構築しなければならない、練習しなければならないという点ですねやっぱり笑
ただ、システムのヒントであったり、実際のところはこの記事でもお伝えしましたし、好きな作家さんの小説を何度も読めばきっと法則は見いだせるはず。
そしてやはり練習はどうしても必要ですが笑、逆をいえば練習をしたのちに何も考えずに上記のことができるようになれば、本当に誰でも超スピードかつ苦労することなく小説が書けるようになりますので、あとは精進あるのみかと思います。
まとめ
以上、小説を早く簡単に書く方法を解説しました!
練習はどうしても必要なものの、必ず早く簡単に書くことができますのでチャレンジしていきましょう。