
こんにちは、つむぎゆりです!
今回は、イラストレーター志望がやめとけ、しんどいと言われる理由を解説します。
結論からいうと、10年以上続けて仕事をもらってもバイトより時給が低い、受注メインの場合は仕事がまったく安定しないからです。
絵描くのをやめた理由↓
絵を描くのがしんどい人へ↓
絵描き界隈のレッドオーシャン↓
長年、絵描き界隈を見続けてきた
そのまえに、僕の自己紹介を軽くします笑
プロフィールにあるように、もともとイラストレーターではなく同人作家で、絵描き歴7年で挫折しブロガーに転向しました。
そのまえは小説を10年ほど描いていたのですが、そのときは東方プロジェクトやら咲-Saki-という作品の大ファンで、当時からいちファンとして色々な絵描きさんを観察。
当時はTwitterも日本語化されておらず、芸能人も誰もやってませんでしたが、まーいろいろな絵描きさんがブレイクしたり方向転換したり、いなくなったりしたのを色々見てきました笑
仕事がとれるのは超早くて5年はかかる
僕は絵描き歴1年半のころから同人作家をやり始め、その1年後には黒字化しました(結局コロナで大打撃だったけど)。
そこで、隣になったサークルさんに絵描き歴を聞いたり、人気になり始めた人の昔の絵を遡って、どのくらいで絵がうまくなったかを観察した経験があります笑
感覚的には、めちゃめちゃ練習しててかつ適正のある人で、たぶん超早くて5年はかかるかと。
平均的にはもしかしたら7年~10年で仕事がとれるかも、といったところでしょうか。
1枚のイラストを時給に換算すると
この場合、ゲームのキャラデザやら歌ってみた動画などを出している人気作家などではなく、もっと単価の低いクラウドソーシングなどで考えてみます。
すでにTwitterで数万フォロワーの人は、僕が17年まえに同人グッズを買ってたころからプロで活躍しており笑、まー比較してもしょうがありません。
クラウドソーシングというのは、イラスト界隈だとココナラやSKIMAなどが有名です。
みなさんはイラストにどの程度時間をかけてますか?
おそらくは数日~1週間以内の人が多いのではないでしょうか。
大抵、人気がなければ高くて1枚5千円~1万円もらえればいいほうでしょう。
いくら好きなことをやってるとはいえ、普通にコンビニでバイトしたほうが儲かるのは言うまでもありません笑
Twitterでよく見かける「@仕事募集中」
Twitterでよく、イラストレーターさんの名前の後ろに「@仕事募集中」と出ていたりしませんか?
そうです、それだけ仕事がなく不安定な職種なんですね。
また、僕は同人作家でいろいろな壁サークルの人を見てきましたが、すごい人気なのに仕事を辞めずあくまで片手間としてやられている方が何人もいました。
やはり、それだけ本業とするには難しい業種なのだと思われます。
ネット上でよくいわれる年収に騙されないように
「イラストレーター 年収」などで検索すると、そこそこ年収がいいように思えます。
決して騙されないようにしましょう笑
株の世界でいうならば、ごく少数のデイトレーダーだけが儲かってほとんどの人が損してる現象といっしょです。
安易に騙されないよう、ネットリテラシーを身につけ情報を吟味していきましょう。
ではイラストレーターの夢を諦めるべきか
おすすめは、仕事にせず副業(もしくは趣味)として続けることです。
「絵」というのは筋トレみたいなもので、やればやるほど必ず上達します。
確かに職業にするのは難しいし、もしかしたら一生無理な人もいるかもしれませんが、副業や趣味であればリスクは少ないでしょう。
何より、楽しいことをやっている=ついでにお金をもらえる、的な発想も可能です。
企業から仕事を請け負ったりすれば楽しさだけではないかもしれませんが、たとえばオリジナルグッズであったり、同人やpixivFunBoxで人気になることができれば、楽しさと利益をある程度は共存させることが可能だと思います(もちろん簡単じゃないけれど)。
ただ、そのためにはいくつか条件が必要かと。
本業はしっかり続ける
僕は以前、10%起業という本を読んだことがあるのですが、本の内容をまとめると、「人生の1割を副業に当てれば、楽ししいもしかしたらお金も増える」という内容でした。
本業を残したうえで、仮に軌道にのればイラスト1本にすればいいだけですし、とにかく就職だったりべつの道をまずは確保しておきましょう。
結婚をして共働きも手
まあ…、その結婚がイラストで食べてくのと同じくらい難しい印象がありますが(吐血)
ただ、エッセイ漫画などで子育てをしながらイラストを描いてる育児ジャンルなどはよく見ますよね。
とにかくイラストだけで食べていくことを目標にすると、非常に挫折する可能性が高くなります。
筆者の知り合いでも、イラストレーターとは違いますが、ジャンプ作家になるのが夢で、ヤンジャン作家のアシスタントにまでなったけど結局就職した人がいました。
もう10年ぐらい連絡とってないですが、今でも絵を描いてるかはちょっとわからないですね。
イラストレーターはなるものではなく「なってるもの」
よく、イラストレーター志望やら漫画家志望という言葉を見かけますが、正確にいうと決めるのは周りだと思います。
要は、仕事をもらった時点で成立する仕事なので、なろうとしてなるものでもない気がするんですよね。
もうそれだったら、潔く「イラストレーター」とプロフに描くのがおすすめです(論点がずれてきた笑)
ただ、今の時代、起業や個人から仕事をもらうだけでなく、動画や配信、サブスクリプションやクラウドファンディング、個人販売やら電子書籍など、非常に幅が増えたので、すでに飽和状態とはいえど、メインの仕事にできないだけで副業のやり方は増えたのかなという印象もあったりします。
まとめ
以上、イラストレーター志望がやめとけ/しんどいと言われる理由でした。
本業にするのはやめとけ、しんどいぞ、というだけで、絵を描く趣味自体は楽しいので、無理のない範囲で続けるのがおすすめの方法ですね。