
こんにちは、つむぎゆりです!
今回は、DECO*27の毒林檎のMVと歌詞の意味を考察します。
結論からいうと、忘れられない恋を毒林檎でたとえ、恋愛依存症と共依存を表した曲です。
デビルじゃないもんの歌詞考察↓
シンデレラの歌詞考察↓
ヴァンパイアの歌詞考察↓
毒林檎のMVを考察
それではMVの意味を考察していきますが、個人の主観全開なので、参考程度に見ていただけるとうれしいです笑
余談ですが、当サイトではVtuberグループのホロライブの記事も中心なのですが、そのホロライブの沙花叉クロヱちゃんがコーラスを担当されてたりします。
MVの大まかな流れ
ミクが赤りんごの味を忘れられず、さまざまな心象風景を思い起こしながらふたたび赤りんごを作るまでが描かれているストーリー
基本的に、依存症に関係する描写が多く、歌詞についても恋愛依存について歌われているため、ほぼ「恋愛依存症」がテーマといっていいと思います。
MV内では「ギャンブル依存症」「甘いもの」「タバコ」など、やめてたくてもやめられないものが並んでおり、「依存」はほのめかされていますね。
ただMV内では「恋愛」と断定できる箇所は少なめなので、映像を見ているだけであれば恋愛要素は少なめといえます。
沙花叉クロヱちゃんとの関係
ホロライブを見てない人はわからない方に説明すると、沙花叉クロヱちゃんはスロット好きでギャンブル狂いなことで有名です笑
実際にスロットを打ちまくっていたらしく、ゲーム内でカジノなど出てくると必ず「スロカス」というチャットが流れるほどですねw
なので、中毒や依存をテーマにした曲ということもあり(それだけじゃないだろうけど)、さかまたちゃんがコーラスをされたんじゃないでしょうか。
ちなみにさかまたちゃんはカバーをしている毒りんごはこちら(別でオリ曲をDECO27さんが作っていたりも)↓
MVの細かい考察
それではMVの細かい部分を掘り下げていきたいと思います。
- ミクが分厚い本をめくるところから始まる
- 内容は毒林檎の作り方と思われる
- すぐさま「甘味料」や「タバコ」「麻雀」など依存や中毒を示唆するカット
- 甘いものが並ぶショーケースに手をのばすミク
- 手にしているのはサイズ的に麻雀牌。赤林檎(毒林檎?)がデザインされている
- 赤林檎にドロドロした液体がかけられる
- 本来の幸せは林檎だが、砂糖が異常にかけられると毒林檎となり、体に悪いものとなるという意味か
- ラストの解釈
- 作った毒林檎を自分が食べたのか、誰かに差し出すためなのかはわからず。ただ、MVを見るかぎりでは自分で食べるために作ってはいそう
僕が思った感想は、「歌詞が恋愛依存をうたった曲だが、MVで恋愛依存をあらわすのはいろいろな意味で難しいので、依存や中毒に的を絞った」、のかなと笑
また、甘いものであったりギャンブルなどのカットはなかなかセンセーショナルで、全体として刺激的な雰囲気が感じられました。
歌詞考察
それでは歌詞を考察していきます。
ポイントとしては、「赤林檎」と「毒林檎」が何を表しているのか、といったところではないでしょうか。
歌詞の細かい考察
- 嫌ったくせして「好き」~無理になるから
- 相手から決別したにもかかわらずまだ未練があり、その姿を見て自分が迷っている様子が表現されている
- 愛の毒見=「今までの日々」か「その泣き顔」か「刹那の愛」のこと?
- 噛むたびに消えちゃうんだ 好きと一緒に
- 安定した「好き」という感情ではなく、やめたくてもやめられない依存や中毒を表現。ちなみに「依存」の定義は「自分や周囲に不利益が被っていること」だったはずなので、どこかで今の関係に限界を感じているのだろう
- 妄想にしちゃ案外リアル
- 依存症の症状で、ドーパミンが忘れられない状態と思われる
- きみはきっと林檎なんだ
- 「林檎」にはおそらくいろいろな意味があると推察されるが、ここでは「美味しいもの」や「甘いもの」という意味か
- 傷んだ虫歯~サガっていくだけ
- 痛みと喜びが混在している状態
- ちなみに裏ドラというのは、麻雀用語で「おまけの点数」みたいなもの
- どんどん疲労して中毒状態になっている意味か
- 食べなくったって~食べてもらえば?
- 依存状態から抜け出して、迷う必要もなく分かれる決心をした瞬間
- 「赤林檎=楽しい恋」、「林檎=恋」か
- 思い出にバイバイ シラフ
- ここで昔の恋や依存状態を抜け出したということになる
- 「シラフ」は酒の酔いから覚めたということ
- あたしだって林檎なんだ きみ以上に真っ赤っ赤
- 「林檎=ニュートラルな恋愛」ということかも
- つまり、依存状態や不健康な恋愛は「毒林檎」だが、純粋な愛自体が「林檎」なのでは
- 前半や中盤では「きみ」のことを「真っ赤っ赤」と表していて、つまりまだ忘れられない恋という扱いだったが、後半では「味がしなくなっている」ため、やはり林檎は愛や恋で、色はその熱中度や純粋度を表しているのでは
- 馬鹿みたい
- 1回めの馬鹿みたいはまだ完全に振り切っていなかったが、この2回めの馬鹿みたいはようやく本来の自分を取り戻し、今までの自分に対しての「馬鹿みたい」と思われる
歌詞考察まとめ
毒林檎=「忘れられない恋、依存状態の関係」
林檎=「魅力のある恋愛対象」
真っ赤っ赤=「魅力の度合い」
まとめると、「昔の恋愛相手を忘れられず依存状態だったが、自分にも魅力があることに気づきようやく別れを決意した女性」の曲と筆者は感じました。
重要な点としては、ただの忘れられない恋(自分が単純にフラれた)のではなく、そのあとよりを戻したいと言われていることから、明らかに相手があまりよろしくないということでしょうか笑(言葉をあえて濁さなければクズ)
普通に考えてれば遊ばれている状態の可能性が高いので、そういったクズ男との恋愛は毒林檎だけど、自分は林檎だったと気づけてハッピーエンド、といった内容かなと思われます。
…いや、ただ相手が情緒不安定なだけな気もしてきましたが笑、どちらにせよ不健康な恋愛であることは変わりがないため、そういった状態からの決別が全体的な歌詞の意味ではないでしょうか。
まとめ
以上、毒林檎のMVと歌詞を考察しました!
サムネを描いたあとに思ったのですが、ミクのインナーカラーが赤色なのは、林檎を表しているのかなと感じた次第です。