こんにちは、つむぎゆりです!
今回は、ずとまよの「綺羅キラー」の歌詞やNVの意味を考察します。
結論からいうと、綺麗=芸能人など世間の人気、キラー=必ずブームは終わる、MVや英訳なども鑑みると栄枯盛衰を皮肉った内容です。
残機考察↓
ミラーチューン考察↓
秒針を噛む考察↓
MV考察
あくまで主観にもとづいた考察なので、参考程度にご覧ください笑
ちなみにですが、ラップ部分がホロライブのVtuberさんでめちゃんこびっくらこきましたw
MVの大まかなストーリー
MVの大まかなストーリーは以下の通りです↓
元人気歌手のニラ(黒髪少女)が、キラ(メガネっ娘)のために学園祭ライブをおこなって再び表舞台に立つ
ちなみにフロントマンのACAねさんのTwitterにてキャラデザが↓
MVの流れと考察
- ニラが大人気で、キラがライブを見に行って感銘を受ける
- CDジャケットが上に重なっていく演出→人気が落ちていった暗喩
- ニラが夢から覚める
- この時点では夢という解釈もあるが、全体のテーマから見てニラの過去とストレートな解釈が妥当か
- ニラが小学生高学年のときにライブを観たとしたら、このときキラは中学生(小学生)で、学校のシーンではともに高校生?
- ラップ部分のMV解釈は?(視点が変わるシーン)
- 赤アフロはよく見ると教師で、ニラが先生にいたずらしている。断定はできないがのちに出てくる自転車の彼氏視点では?(違っていてもストーリーに変化はなさそうですが)
- 海でのシーンもおそらく彼氏視点で、ニラがもう一般人なこと(ライブシーンとのアップとの対比になっている)、勝ち気な性格やリア充(キラとの対比)、年月の経過なども表しているのでは
- 自転車のシーンもすでに芸能人ではないことを表しつつ、同時に落とし物の伏線も兼ねている
- 学校の廊下で昔のダンスを踊るニラ
- なぜキラは廊下を引き返したか?→まだこのときはニラ(あのときの歌手)だと知らず、単純に学園祭の出演者を探していた?(ひょっとしたら廊下のダンスを見てライブに出てくれると思った?)
- キラがニラにマスコット人形を渡す
- ここでニラはマスコット人形をすぐさま隠すが、理由はむかし人気歌手だったことを知られたくなかった?
- 昔のことが黒歴史になっているのではなく、「輝かしい時期はいつか過ぎてしまうもの。だからしょうがない」とニラの素振りから見て達観してそうではある。つまり、「消えた芸能人の中」に自分がいても抗っていなさそう。
- 上履きの色が違うので、やはり上級生と下級生と思われる
- ニラが昔もらったファンレターの中から、ピンポイントでキラのファンレターを探し出し目をつぶって嬉しそうな表情
- 学際ポスターとファンレターの絵柄が似ていたため、思い出したからだと思われる。ただ、話の流れからして顔も覚えていたと考えられる。しかし、ニラが驚いた表情を見せていないので、どの時点で「ライブで手を振った女の子がファンレターをくれたニラだったか」を思い出したかは不明。
- 一筋だけカーテンの隙間から光が入っているが、ファンレターを開くときだけニラの顔が照らされている
- 学園祭ライブ開始
- キャラ団扇を持っていたり、観客が多いことからわりと元人気歌手ということは知られてる?→ステージもマスコットキャラが描かれているため、その可能性はありそう(となれば廊下でマスコット人形を隠したのは、恥ずかしかったからかもしれない)
- ニラに手を振ってもらったキラの表情→意図的に笑顔にしていないと思われる。ミーハーファン(夢を与えてもらっている立場)としてではなく、「大丈夫あのころと変わってないよ」という安心感をキラが与えて応援してる?
- ニラのダンスシーン→冒頭とは違い、バックダンサーが増えており、ライトの光量も増えている
- スタッフクレジットが点滅してる→星空の暗喩か。
MVをみた感想
- まさに人気歌手となったZUTOMAYOのニヒルな視点がこめられていそう
- 日本語の歌詞部分はどちらともとれるニュアンスだが、英語の歌詞部分ではMVの主張に近い、元人気歌手的な意味合いが多くある
- ニラちゃんが栄枯盛衰を受けれていそうなところがリアル
- 演出やカメラワーク、筋たてに無駄がない
- 両者のキャラの立たせ方がうまい。性格がよくわかる
- 今までのMVよりもストーリーがハッキリしている印象
歌詞考察
全体的なテーマに関係する部分などをピックアップできればと。
おそらく、「理想と現実」、「今と昔」、「時間の流れ」、「光と闇」など、二面性や時の流れなどが曲のテーマなのかなと思いました(綺羅キラーとダブルミーニングだし)
歌詞の大まかなテーマ
やはり、栄枯盛衰がテーマなのかなと思いました。
超話はズレますが、浜崎あゆみさんが人気絶頂でまだまだメディアからも絶賛されていたころ、絶望三部作と第して喪をテーマにしたような歌詞を作られてましたが、それを思い出したり笑(本当にズレてる)
筆者のようないちファンから見ると順風満帆としか思えないように見えますが、本人だけに感じられていることもあるかもしれませんし、もしくはたまたま曲のテーマがこうなっただけで、全然実情と関係ないということも大いに考えられます。
また、タイトルをいちばん先に作っていそうな作風ですが、綺羅キラーから発想したのかも。
歌詞の流れと考察
- いったん木綿みたいに 曲がれまだ上 ゆらゆら揺らして→芸能活動で人気が上がっていく様子?
- って原罪人生 盾と矛で葛藤の活動がマスト→原罪とは知恵の身を食べたアダムとイブのこと。転じて、曲のテーマとしてはやがて訪れる人気の衰退を示唆?
- 虚無で円陣→ライブ前のかけ声か、自らの脳内の様子
- やめたいことをやらなきゃ満たされない僕 「バイトだったらどこでもよくない?」→なぜこの仕事をやっているのか、人気歌手という座を手に入れたゆえの虚無感?
- 君のその口 シガレット辛口→自分のことか、もしくは世間の評価か
- 知るならdrink→苦渋のこと(つまり芸能活動は表から見ればきらびやかだが、実際には苦悩がたくさんある。その現在進行系の意)
- 最低なコンプだし 最高の昆布だし→(痛快な皮肉。昆布だしは味が感じにくいもののため、それを最高と評している。もしくは苦渋か、今は悪くても将来への布石といった意味など)
- ぞんざいでアップダウンな現状が今ヒット中→ヒット作が定期的に出ず人気の浮き沈みが激しいのに、それをヒット中と言う皮肉
- 底辺のてっぺんの味で満たされたいわ→一般人になっても、元人気歌手の立場でちやほされたい。もしくは上昇志向という意味合いか
- “しょっぱい夢” さよなら 会えてよかった→MV的にはキラのことを言っているが、夢(人気や歌手という職業)のことでは
- 期限切れ らいか ろんりねす 受け入れるよ→らいかは来駕(らいか)で、他人を敬って来訪を喜ぶという意味らしい。つまり、自分が期限切れになって誰かが来てひとりぼっちになっても受け入れるという意味では
- ヤミー(闇)エネルギーは → 英語のyummyと闇をかけている
- 綺羅綺羅 羅鬼羅鬼→キラキラはとても喜ばしい言葉だが、それも逆さまにするだけで意味が変わる。つまり人気はすぐ変わりやすいことを言っている?
- もっと甘えたいけどーー?→たぶんファンへのメッセージだと
- ぶらーんぶらーん→シンプルに考えると天井から星がぶら下がっている様子ともとれる。テーマ的にはどっちにも揺れる自分の気持ちや、人気の振れ幅ともとれる
総じて
もっと甘えたいけどーー? で締めるところが非常にオシャレかつ、空気感が閉じ込められている、という感じがします。
誰からの視点かもわかりませんし、境遇もわかりませんが、もっと応援してほしいけどあなたはどう? といった感じではないでしょうか。
要は、「~してほしい」という懇願でもなく、「甘えたい」という視線は有名人などではなく身近な立場からの発言、「けどーー?」というのは独り言のようでいて質問でもあるわけで、現代コミニュケーションにありがちな、自分の意見なのに個人的とつけたりする、守りよりのニュアンスがあると思われますが、自分の願望を最大限に伝えつつあえてぼかすことによってその効果を高めつつ、さらに独り言のようにも聞こえることから、仮にそう思われてもいや違うといえるような予防線を張っているともいえ、大胆かつ距離感を大事にするSNS世代の絶妙な表現と思います。
まとめ
以上、綺羅キラーの歌詞やMVを考察しました!
実はミラーチューンのMVを見まくってから久しぶりにずとまよのMVを見たのですが、ストーリーが明快でけっこう衝撃だと思った次第です笑