こんにちは、つむぎゆりです!
今回は、Eveさんの歌う「ぼくらの」の歌詞とMVを考察します!
考察の結論からいうと、自分たちのためにすべてを背負って戦う、王道でありながらも自分も仲間も含めた視点を重要視している曲です。
アタシは問題作の考察↓
綺羅キラーの考察↓
グッバイ宣言の考察↓
「ぼくらの」の歌詞考察
「僕のヒーローアカデミア」の第6期OPの曲にもなっています。
最初、筆者は「ぼくらの」というロボット漫画(超内容重い)を思い出し笑、そういえばあの鬱漫画があったな…と遠い目になりましたが本当に余談なので笑、歌詞考察に戻りますw
ぼくらの、という複数形であることが最大のポイント
この曲の最大の注目ポイントは、自分たち、あるいは僕たちの視点で歌われていることです。
つまりヒーローである自分であったり、ヒーローに向けて歌っているというよりは、ヒーローである自分たちからの視点で、気持ちがつむがれている部分でしょう。
たしかにヒーローの気持ちを歌っているし、そこは王道以外の何物でもないのですが、自分の気持も歌っているし、仲間の気持ち(や周囲の人々)も含めて表現されています。
ヒーローを歌う内容であったり、ヒーローへ送る歌は存在していそうな気もしますが、そのヒーローたちの代表というか内のひとりが気持ちをつづっている点がかなり特異なのではないでしょうか。
内容は王道かつストレート
視点はかなり特殊に感じましたが、歌詞の内容は王道そのものであり、たとえば映画の終盤でかかったりすればもうなんというかテンション爆上げというか笑
ポイントとしては、正義の心や他者をいつくしむニュアンスがありつつも、重荷であったりつらさも吐露している点。
つまり、ただの人助けだけではなくいろいろあるけれどもそれでも立ち向かっていくんだ、といった気概が全編的に感じられています。
さらに、たいへんなことや不安なことなど、弱さをみせておいてからのサビへの盛り上がりなので、よりヒーローの心情であったり気迫が伝わりやすいのかなと思いました。
好きな歌詞や考察したいポイント
白も黒もない世界
荒廃した大地であったり、世界征服された世界などの言及がありませんが、この1行で何かネガティブなことがあったんだなとわかるようになっていて非常にオシャレですw(その次の「憎しみの奥で泣いていたとセットで)。
基本的にはヒーローたちの心情を歌う曲ですが、サビへ向かうまでの同中は弱さなどを吐くようなストーリー仕立てとなっています。
僕らの思いも全部 離さないよ全部
曲のなかではじめて自分たちを協調するシーンで、ここで自分たちのことを歌っている曲ということがわかります。
ヒーローだけではなく周囲の人々も含め、全員の意思としての思いということもあるでしょう。
それがヒーロー
現代において肩書きってわりと見様によっては重荷でもあるというか笑、ステレオタイプを助長する意味合いにもなって避けられることが多いと思うんですよ。
とくにSNSが台頭して、自分の思いを強く発信することとかためらわれがちですし(たとえば個人的に~と喋るときにつけるとか)。
で、そんななか、とにかくいろいろあるけど言い切る、というのが逆にメッセージ性がかなり強いのかなと。
がんばる姿が格好悪いという風潮があったりなかったりしますが、なんというか良いものは良いというか、あえて予防線を張らない責任をとる格好良さを感じました。
MV考察
超豪華なアニメMVでびっくらこきましたが笑、内容を考察していきたいと思います。
ポイントとしてはお風呂に入ったあとくらいの時系列であったり、後半のバトルや少女の立ち位置などがポイントかなと。
MVをピックアップで考察
OPの赤い世界の中でたたずむシルエット
血や動脈を想起させる演出、のちにヒーローとして主人公が覚醒することから、主人公のなかのヒーロー因子?DNAのようなものかなーと思いました。
なぜ主人公は大きな爆発があっても動じなかった?
主人公が薬を選んでいるときにめっちゃ後ろで爆発がありましたよね笑
しかも、そのあと巨大ルンバみたいのが道路を洗ってるしw
単純にそれに気づかないくらい疲弊していたのかなと思いましたが、ここで世界観であったり物騒(物騒ってレベルじゃないが)な世の中になっているという舞台背景がわかります。
主人公の分身みたいなものが代わりに身代わりっぽく登場
…果たしてこれはなんなのでしょうか笑(考察をしろ)
もし主人公がパワーに目覚めていなかったらこうなっていた幽霊のような存在、もしくは特殊能力だったりするかもしれません。
その証拠に、分身が出現するときに人魂のような演出が小さくあるので、霊的なものであったりジョジョでいうスタンドに近いのかも。
※あとは幽体離脱だったり魂的なもの?(主人公が三途の川に渡る的な描写もあるし)
テレビの中であった映像は?
おそらく過去の回想だと思われます。
主人公が以前、少女に助けてもらった思い出ではないかなと。
実は最初、僕はこのシーンを見てお風呂に入ってまでスマートウォッチつけてるんかいなと思ったのですがw、あれ傷口見てるんですよね笑
そしてこのあと、仙人っぽいえらい人(?)と協力して少女を救っていますが、ここで主人公だけが戦っているのではないところが歌詞のテーマと合っていて素晴らしかったです。
総じて
僕があと思ったのは、スマートウォッチや血と展開が絡み合っているところですね。
もちろん超動く作画(爆発だったりアクションだったり)は当然というか、もう動きすぎてて映画にしか思えず驚愕でしたが笑
ほかには、車で轢かれる異世界転生の王道展開を回避したり、遅刻に間に合うためにめっちゃ危ないことしてたりw、そういった遊び心であったり規範のアンチテーゼ的な部分も感じました。
ほかにはサプリであったり未来の学校であったりさまざまな問題提起など、近未来的な世界観も迫力があり、MVもすごい豪華になる時代になったなー(今更?)と感慨深いものがあった次第です。
まとめ
以上、「ぼくらの」の歌詞とMVを考察しました!
まさしく王道かつ異質で、弱さと強さを兼ね備えた頑強かつハートフルな内容だったなと思いましたね。