こんにちは、つむぎゆりです!
今回は首都圏や東京を中心に、方言と気づかず使っている方言を解説します。
標準語と共通語の違い↓
現代の方言活用事例↓
方言のマーケティング事例↓
気づかない方言はたくさんある
方言と聞くと、地方特有のものと考えるかたも多いかもしれません。
ところが東京や首都圏にも方言はたくさんあるので紹介します。
(この記事は以下の書籍を参考にしました↓)
東京近郊の方言まとめ(比較的よく聞くもの)
- しょっぱい
- しちゃった
- わかんない
- 行かした
- じゃん
- まるっきり
- かたして
- っきゃない
- ~んなよ
- やっぱし
- かっけー
- ちっちぇー
ただし全国的に使われているものもあるため、伝統方言由来の共通語、と呼ぶほうが適切な場合もあります。
東京近郊の方言まとめ(比較的よく聞かないもの)
- あっから
- そーすっと
- なんよ
- うっちゃっといて(捨てる、吹っ飛ばす)
- おもしー(面白い)
- なから(大体、適当)
- 乗ったんけ
余談ですが、Vtuberの配信などで~なんよ、はよく聞くのですが首都圏の方言と聞いてすごく納得しました笑
比較的最近のもの
- 痛てー
- 寒みー
- 違かった
- 横入り
- 線引き
- 歩って
- したときある
- バナナムシ
ほかには「~じゃん」なども新しい方言とのこと。
ちなみに、下記の記事でも紹介しているのですが、「~じゃん」は本来山梨の方言で、のちに中部地方へと広がり、それから神奈川から東京へと浸透した方言となっています。
首都圏の定義や「横入り」など
後半では、首都圏についての知識や、「横入り」という言葉の定着の仕方を解説。
僕は資料を読むまで横入りが方言由来ということはまったく知りませんでした笑
首都圏の歴史や範囲
- 1986年、江戸から東京に改称。
- 1950~1970年の間に、高度成長期によって人口が大きく拡大。
- 1970年ごろからに都市圏を論じた始めた論文が現れ、1980 年から「首都圏」といった言葉が使われ始める。
首都圏の範囲としては、曖昧なものの法律的には関東1都6県+山梨県とのこと。
いっぽう、言語圏としての首都圏は東京都から70キロ圏内。
これとほぼ同じ範囲が法律や行政でも東京圏とされ、日本の人口の約3割が密集しているらしく、なかなかになかなかですよね笑
横入りの発祥と使用地域
並んでいる列を無断で途中から入る、「横入り」という言葉ですがこれもなんと方言なんですよね。
もともとは東海地方で使われていましたが、1980年代には神奈川の若者に使われ始めました。
その後、東京都でも少しずつ使われるように。
そして現在は都内で使われている地域も増え、首都圏の外側まで使われているとのこと。
ちなみに23区の北東、埼玉県南東、千葉県東葛地域は「横入り」があまり広まっていない模様(変わりに「ズルコミ」)が使われています。
まとめ
以上、首都圏や東京近郊の方言を解説しました!
横入りもそうですが、普段使っている言葉も方言由来のものが多いんだなと新発見が多かったです。