今回も「難しいことはわかりませんが、英語が話せる方法を教えてください!」:スティーブ・ソレイシィ(著)大橋弘祐(著)を読んだのでご紹介します!
前回(まとめ③)の初級編はこちら↓
最初(まとめ①)の考え方編から読みたい方はこちら↓
ペラペラ実践編の目標や気をつけること
実践編で目指すレベル
- どんなことを聞かれても英語で返せる
- 日常生活で、自分が言ったことが通じなくてもリカバリーできる
なぜスティーブ先生はスピーキングテストを勧めているか
■日本の英語教育は、難しいパズルを解くだけで実際に話せるようにならない
■企業が重視するのはTOEICで、就職しても受験勉強の続きをしている(TOEICは読み書きはできるようになるが、会話には反映されない)
■勉強をした気にするだけの勉強教材が多い(聞き流すだけで英語が覚えられるCDなど)
■勉強の先にスピーキングテストがあると、勉強そのものに身が入る(テスト前の勉強)
■世界の中で、日本だけスピーキングテストの受講者数が圧倒的に少ない
(スピーキングテストは10分程度、様々な英語の質問に答える。録音され、オンラインで受講可能。受験料は1万円程度。質問1つ、各1分ほどで回答)
英語習得にとって大切なこと
- 実際に会話しながら使うこと
- 多くの時間練習すること
- 継続性(習得に時間がかかるので楽しみながら続けることが大事)
実際にオンライン英会話で勉強しよう
■覚えてから話そうと思うのは大変で逆に非効率
■実際に話すと自分がどこで詰まるかわかる
オンライン英会話で何を話すか
- 今日何があったか(日記に書くようなこと)
- 聞くだけでは上達しないので、自分から話すことが大切
- 通じなかったらチャットで文字にして送る(文字で送ってもらう)
- 英語が通じる感覚を体験すると、英語が続けやすくなる
- 失礼な表現は少ないので気にしなくていい(敬語のような概念はあまりない)
使ってはいけない失礼な表現(ほとんど英語にはないが)
■「シットダウンsit down(座れ!)」ではなく、「ハブ ア シートhave a seat(座ってください)」を使う。
■どこからきたの? と尋ねるのは失礼(マイノリティを意識させてしまう
■「ウォントwant(~ほしい)」は幼稚に聞こえてしまうため、「ウッデュ ライクwould like(~したいと思う)を使う。
■聴き取れないときはソーリー?sorry?を使う。
■上司や親しくない人にはミスターやミセス+名字を使う。
オンライン英会話で会話を楽に盛り上げる方法
- 相手から聞かれることだけを答えていても会話が一方通行なので、自分が質問に答えたら、「ハウアバウトユー?,how about you?(あなたはどうですか?)」と、文末につけて相手にも同じことを聞く(もしくは相手と同じ質問を返す)
- 会話が途切れたら、「バイザウェイBy the way,(ところで)」で、新しい話題を始める。
- 予測できる質問(仕事の内容、家族の話、週末何をやっているか)は答えを用意しておく
言葉がわからなくて詰まったときの対処法
- 言い換え型:代わりに似たようなことばを使う
- 回避型:別の話題にする
- そのまま言う:日本語で単語を言ったあと、英語でその意味を付け加える
英語の聞き取り方を上達させる方法
- 自分の好きな海外ドラマ(続きが気になるぐらい好きなるもの)を見つけて視聴する
- 日本語付きの字幕をつけて見るのがおすすめ(そうじゃないと面白くなくて続かない)
- 映画ではなくドラマ(英語に触れる時間が長い、同じ俳優だから英語が聞き取りやすい)
- 気になるシーンを振り返って真似したり、英語字幕で視聴する
- 1日に数時間×週に数回=なんとなく英語が聞き取れるのに数ヶ月かかる
- 言ってることがほとんどわかる=3年
- 同じシーンを繰り返し見る、最初は字幕なし→次に字幕ありで見たりすると習得が早められる。他には気になるセリフをメモしたり、自分で使ってみる
- 自分なりのスタイルを作って、とにかくハマって見続けることが大切
- 何かを続けられる人は、言われたことを守ろうとする人よりも、自分でプランを続けて組み立てられる人のほうが習得が高い
英会話の上達が早くなるサイクル
とりあえず英語で会話する→言えなかったら別の言葉で代用→言えなかった単語を勉強し次はスムーズに話す→英語で会話する、このスパイラルがおすすめ
(単語を網羅的に話すのは効率が悪い)
まとめ
この本を読むまえから、僕は海外ドラマの和訳をしていたのですが、そのことが書いてあってかなり嬉しかったです笑
英語の勉強を初めて約2週間ほど経過しているのですが、今のところいちばん役立っているのがドラマの和訳、2番めがDuolingoですね。
海外ドラマの和訳は本当におすすめです。
本を見て例文を見るよりはるかにイメージしやすいので、かなり実践向きかと。
ペラペラ実践編:まとめ
- 実際に英語で会話し、失敗しながら覚えていくことが大事
- スピーキングテストがあるほうが勉強の効率が上がる
- 練習方法は海外ドラマを見ることがいちばんおすすめ
追記:続きの記事(まとめ⑤)はこちら↓