
こんにちは、つむぎゆりです!
今回は、ごめんての元ネタを様々な方面や方法で調べてみました。
結論からいうと、ごめんての確固たる元ネタの証拠は見つかりませんでしたが、発祥は西日本の方言で、意味合いは新時代の会釈のようなものでは?という仮説を紹介しています。
ごめんじゃんの元ネタ↓
ないなったの元ネタ↓
オーホッホッホの元ネタ↓
「ごめんて」とは
ごめんをコミカルにした、やや謝罪要素が薄まるおそれのある、少し軽い謝り方のことです。
それでは、まず実際にどんな場面で使われているかを紹介します。
TikTokのタグとして
意味合いとしては、大体下記のとおりとなります。
- 後ろめたいことがある動画
- 内容について謝りたいとき
- 悪ふざけ系の動画
- くだらない系の内容
ごめんじゃんと同じく、TikTokのタグとしても多く使われているようです。
ごめんては方言?
調べてみると、宮崎県説、熊本弁説、福岡弁説、大阪弁説などがありました。
すべて方言辞書を調べましたが、確固たる証拠は見つかりませんでした。
筆者個人の感覚ではどちらかといえば大阪弁だと思ったのですが、証拠は見つからず笑
ごめんてがなぜ検索されているか
ごめんじゃんの記事でも書きましたが、おそらくはTikTokで多く使われていることが原因なのかなと。
ごめんてという言葉自体、ネット上では2010年頃に使われているのも見かけましたが、とくにネットスラングという感じはしませんよね。
ではなぜ、TikTokに使われだしたかというと…ここから先は筆者の予測となってしまうのですが笑、仮説をひとつ紹介します。
ごめんてが若者に広がりだした理由の仮説
ごめんじゃんの記事では、P丸様の口癖ということも関係あるのでは?というふうに解説しました。
じゃあ「ごめんて」は? という話になるのですが、僕はVtuberが使っていたり、芸人さんがごめんてといったのを聞いた覚えもあったりします。
どちらも関西圏の方だったのですが、その話は記事後半にまたするとして、ごめんてが広がった理由はまた別にあると思うんですよね。
新しい若者文化+会釈を良しとする日本文化の融合という仮説
若者文化は常に変わっていくことを常としており、少し古いですが「それな」だったり、「。。。」といった文章の使い方など、そのときどきでニーズによって変化していきます。
僕の若者時代でいうと、「w」や「絵師」や「メンヘラ」など、新しい言葉が生まれていて、その生まれた言葉には社会からの需要があったんだと思います。
何が言いたいかというと、「新しい言葉を使うことで自分たちは同じ世代だという一体感」や、「新しい時代になったことで今までとは違った形容が必要になる→新しい言葉が生まれる」そういった現象が起きるのかなと。
前置きが長くなりましたが、ごめんてがピックアップされだした理由は以下のとおりになるのではないでしょうか。
- 新しい言葉の使い方をすることで同世代感が出る
- 他の言葉では言い表せない表現が必要だった
要は、ごめんじゃんだったり、ごめんてでしか言い表せない空気感や状況が今の時代になって出てきたのかなと。
日本人は会釈が習慣になっているほど、謝ることが身近
英会話の本を読んでいて、「Hi」は日本の会釈と同じ、というフレーズを見たときにハッとして。
日本に住んでいると、会釈なんて横断歩道を渡るときにもするし、お店や家の中でもするしで、息を吸うレベルだったのでとくに意識はしませんでしたが笑、よく考えると確かに変わった文化だなと。
何が言いたいかというと、和を重んじる日本人は謝る機会が多いということです。
これは悪い意味で言っているのではなく、要はそれだけ周りのことを気づかえる国民性ということですね。
で、「ごめんて」に話がつながっていくのですが、SNSというのは基本的に周りへの問いかけや交流という意味合いがありますよね。
つまり、「ごめんじゃん」や「ごめんて」は、新しい世代や新しいプラットフォームにおける会釈のようなものではないでしょうか。
おまけ:ごめんては西日本の方便では?
参考サイト↓
上記のサイトはどちらかといえば海外の方用の質問サイトなのですが、ごめんて=西日本の方言という実に簡潔な説明がされていました笑
まあ確かに、関西やら九州というよりは、西日本の方言という言い方が最も適切かもしれません。
なので、当記事の結論としては、もともと「ごめんて」は西日本の方言だったが、新しい時代にぴたりとハマる言葉だったことによって少しずつTikTokなどを中心に広がっていったことが元ネタ、という仮説を結論づけたいと思います。
まとめ
以上、ごめんての元ネタや意味などを調べてみました!
もっと明確な元ネタが見つかればよかったのですが、そのぶん自分的には深い考察ができて楽しかったです笑