
こんにちは、つむぎゆりです!
今回は、プロセカの「25時、ナイトコードで」のメインストーリーを読み終えたのでその感想となります。
考察の結論からいうと、プロセカによるプロセカにしかできない、現代の若者の悩みをピンポイントで撃ち抜く超弩級の人間模様です。
レオニのメインストーリー感想↓
モモジャンのメインストーリー感想↓
ワンダショのメインストーリー↓
ニーゴのメインストーリーを読んだ感想
…いや~何から語ったらいいか笑
もともとキャラデザだったりバンド名から、これは何かあるぞというか、内容がまったくわからなかったのですが度肝を抜かれましたねw
僕はTwitterやらネットの声をまったく入れず、完全初見でストーリーを読んだのですが、ある意味幸せだったんじゃないかと思います。
最初に感想を簡潔に箇条書き
- とにかくすごくて何から語ったらいいかわからない(語れ)
- 現代の若者の悩みをピンポイントで撃ち抜いていそう
- これを書きたくてプロセカ作ったんじゃないかとすら思うくらい(なんでそうなる)
なかなかにすごかったですね(考察をしろ)。
えーとですね笑、他にも思ったことは以下のとおり↓
- ボカロをテーマにしているゲームだから説得力が全然違う
- ストーリーの後半になっても問題が解決されないので結構ハラハラする
- 問題をむりやり解決するのではなく、現状維持だったのが逆によかった
- それぞれのキャラがかなりリアルで、「あるある」だったり「いるいる」と共感できる
それではひとつずつ語っていきましょう(この記事は長くなるぞ)。
プロセカだからこその説得力
まず、奏ちゃんが作曲家でそれぞれがチームとなって歌やMVを作ってるのがすごく今っぽいですよね。
ニコニコ動画の時代からそういった文化はありましたが、YouTubeにメイン戦場が移ってから、こういったチーム制作がより一般的になったというか。
ニコニコのころは(ころはっていってもわかんない人も多いだろうけど)一部のプロの人達がチームでやって、あとは知り合いやTwitterで頼んで、といった感じでした。
で、プロセカの話に戻るんですけど、ボカロのゲームでボカロ曲を作っている(正確にはボカロというかMV込みの楽曲制作?)少女たちを描くというのが、なかなかに説得力がありました。
なんというか、現状、ほかにボカロを題材にしたアプリがないような状況では(まあ「ボカロ」の部分をほかに替えれば違うゲームでもありえる話ではありますが)、とにもかくにもプロセカの中でだからこそ出せるリアリティが確かにあるなと。
ストーリーの後半になっても拡大していく物語
あと思ったのが、10話や15話になってもいっこうに問題が収まらないんですよね笑
ほかのストーリーではおそらくこうなっていくんだろうな、というのがなんとなくわかったし、ハッピーエンドをきちんと迎えていました。
ところがですよ笑、ニーゴのストーリーは最後の最後までけっきょく個々それぞれの問題が大きく解決したわけではないんですよね笑
でもそこがいいなって。
それぞれ見ていくと、まず奏ちゃんのお父さんの様態であったり、まふゆちゃんの家族問題、瑞希ちゃんの人間関係、絵名ちゃんの承認欲求(なのか?)問題。
ぜんぶ解決していないなかで、ひとまず団結して…みたいのがへんにご都合主義じゃなくてよかったなと。
キャラの悩みがかなりリアル
奏ちゃんはリアルなのかというと完全にリアル、じゃないかもしれませんが笑、ただ作品至上主義(ちょっと違うけど)というか、創作物至上主義みたいな人は実際にいます。
絵を描いていないと自分には何も取り柄がない…みたいな考え方の人はわりとむかしTwitterをアクティブにやっていたときにけっこういて笑、人によっては悩みの違いは大小あれど、視界が狭まっているような状態ですよね。
まふゆちゃんにしたって、僕はまったくこんないい子ではなかったので当てはまらないのですが笑、実際にこういう人は多いだろうなと感じました。
あと、瑞希ちゃんも実際にいますよね笑、とくにボカロ好きはゴスロリとか着ている子も多く、共感できる人は多いんじゃないでしょうか。
で、絵名ちゃんですよ。
「わかるぅ~!」(あ、これ僕が言ってます)
あと、露骨にフォロワー数とかうんぬん言ってるんですけど、たぶん絵を描いてる人でフォロワー数で悩まなかった人はほぼいないだろうし、それで病んだ人は数しれないと思います笑
僕の話でいうと、むかしイラスト関係のクラウドソーシング(絵の仕事もらえる仲介サイト)に登録したんですけど、そこでむかし小説で賞を書いたことを記載してたら、絵の仕事はまったくきませんでしたが文章関係の仕事はいくつかきましたw
あれなんですよね、自分の好きなことと得意なことって違うんですよね。
少し話はずれましたが、全員が全員多方向にいろいろな人達のいろいろな共感ポイントを正確に撃ち抜いているなと。
あと、あの白い髪の子がミクなのがびっくりして笑、それまではミク好きのものまねしてる女の子かなぐらいに思ってました笑(カードだけは手に入れて組み込んでた)。
キャラそれぞれの感想と考察
…だいたい語りたいことは語り終えたので笑、というかまふゆちゃんはあのまんまなんですかね?街会話少し見たらテンション低っ!とビビりましたw(アマガミの絢辻さんを思い出すなど)。
とにもかくにもキャラひとりひとりをピックアップしていきましょう。
宵崎奏
ストーリーを読むまえからキャラデザと発言が好みすぎて、早くストーリー読みてえ気になる~~~となってましたw(案の定激重ストーリーだったけど)。
奏ちゃんぜったい人気ありますよね(知らんがな)。
あと、思ってたよりもすごい情に厚いというか仲間思いで、ちょっと想像と違ってました笑
らきすたの泉かなたちゃんみたいな感じを想像していたのですが(伝われ)、いい意味で裏切られた格好に。
あれですよね、メインストーリーでは学校に通ったところが出てなかったのですが、今後そういうのもわかるのかなーとか思うとワクワクが止まりませんね。
朝比奈まふゆ
いやーなかなかにこれはもう、すごい子が生み出されたなと笑
ストーリーの2話ぐらいだったかな、「あっ」って思ったんですよねw、この子はやばいと。
で、今メインビジュアルを見ながらこれ書いてるんですけど、めっちゃ影が曇ってるじゃないですか笑、これを見たあとだとちょっとまた印象変わってたかもですね。
僕は両親に大学に行くお金はないと言われたクチなので笑(重い話をするな)、羨ましいとすら思うし、超不安定な人生を送ってきたので羨望すらありますが、いやーなかなかどうして難しいですよね。
あと、瑞希ちゃんが「才能があって頭もよくてかわいくても、本人にとっては関係ない」みたいなことを言ってたとき、なるほど~と思いました笑
確か人間ってどれだけお金持ちになったりなんだりしても、それほど生涯の幸福度に差はないといった調査結果も聞いた覚えがあります。
話がそれまくりましたが笑、両親や周りの人の期待を背負って重苦しい人はどんどん増えてるんじゃないかなーと思います。
まあ昔からあった問題だし、そういったストーリーも何度か見かけましたが、なんでしょうね、構成がうまいというか不意を疲れたというかw
言ってみれば僕はガルパだったりデレステの延長線でプロセカをやっていて、かつほかのグループを見てワンダショだったりレオニを見てきたあとだったからこそ、こういうキャラをぶちこんでくるのか、といった衝撃みたいなものがありました笑
まふゆちゃんは、わからないですけど刺さる人には本当に刺さりまくるというか(ボカロを作ってるクリエイター側という意味合いで奏ちゃんもだけど)、「私のこと言ってる」みたいなことはありえてもおかしくないのではないでしょうか。
暁山瑞希
全然関係ないですけど、プロセカのキャラネーミングのセンスめっちゃ好きです(瑞希ちゃんの話をしろ)。
この4人の中に、本当に瑞希ちゃんがいてくれてよかったと思います笑
あと、まーた話がずれるのですが、ポケモンの最新作でも実際に会ったことがない友情みたいなものがテーマでしたが、やっぱり昨今のテーマなのかなーと(今思い出したので書きたくなった)。
で、瑞希ちゃんの話なのですが笑、まふゆちゃんの項でも書きましたがすごく共感力高いですよね。
瑞希ちゃん自身の境遇もかなり共感する人が多いだろうなーとも思いました。
東雲絵名
絵をほそぼそと描いている人間からしてみても、いやー本当に共感できますね笑
あと、おそらくなんですが、インスタではうまくいってるのにTwitterに上げた絵は…みたいなすごく狭いゾーンですが似たような悩みを持っている人は発狂するぐらい共感できるんじゃないかとw
実際にはインスタでなくても自分の好きなことと得意なことの違いであったり、理想と現実の差、承認されること自体が人生の目的になってしまったり、自身の才能の限界を感じてしまったりと、本当に「絵描きあるある」だと思います。
僕自身の話をすると、小説から転向したので、実はいまだにあまり絵描きという感覚がなく笑、しかもブログをこうして書いていますが小説に比べてやることが違いすぎてw、ブロガーという実感もあまりなくプロフにも書いてますがマジで自分が何者なのかよくわかってない感はあります笑
なんにせよ絵名ちゃんはハッキリと物事を言う人で、将来的にVtuberの配信業とかやりだしそうなタイプというか笑、実際にいそう感であったり解像度が異常に高く、プロセカのキャラ会議みたいなものがあったらそこを覗いてみたい気持ちになりますねw
しかも、キャラデザがギャルっぽくなかったり、見た目からでは性格がわからないところなども、すごく刺さりやすいポイントかなと。
総じて
とにかく「衝撃的」なストーリーで、今後のイベストやほかのグループとの辛みも楽しみだなーと思いました。
ニーゴの話を読んだあと、街会話でワンダショの会話を見たら温度差で寝込みそうになったぐらいだったり笑
多くの人に共感されやすそうということもあるんですけど、楽曲を作っていたり絵を描いているキャラだけあって、クリエイターにも好かれそうなグループだなというのが1点。
あと何度も言ってますが好きな人はより好きになるようなグループというか、その深さといった意味合いでは超絶級に深みにハマるぐらいの人も出てくるような、そんな代替性のない(もとがプロセカによって説得力や衝撃が上がっている予感がするためほかの媒体で再現性が低いはず)グループだなと思った所存です。
まとめ
以上、ニーゴのメインストーリーを読み終えた感想と考察でした。
ナイトコードはディスコードのことかと思われますが、このへんもなかなかにクリエイターがクリエイター向けにも作っているなーとふと思った次第です。