
超雑談力 人づきあいがラクになる 誰とでも信頼関係が築ける (五百田達成の話し方シリーズ)を読んだので、その感想をご紹介するのですが…。

面白かったんだけど、ザ・日本人感がすごかったかもです

それはどういう…
そもそも雑談とは
この本はすごい導入がわかりやすくて、雑談は他の会話と違う、と最初に説明してくれたのがすごいわかりやすかったです。
たとえば、友達どうしのおしゃべり。
これって、何も気兼ねがないじゃないですか。ルールもないし。
まあ、僕友達ほぼいないんですけど。
僕の話はおいておいて、他の会話のカテゴリっていうと、目的があるタイプ。
商談とか、あとはなんでしょうね、聞きたいことがあったり、伝えたいことがあったりとか。
でも、雑談は違う。
目的がないし、そもそもそんな親しくもないけれど、親しくなるために距離感を保つやや特殊な状況、だから雑談は疲れるしうまくいかない場合が多い。

だから会話術と雑談術は分けて考える必要がある、と
雑談はニュースよりも気持ちを伝える
たとえば、雑談で話すことがなくなったりするじゃないですか。
本によれば、そこで時事ネタで間を埋めるのはあまりよろしくない、というお話でした。
なぜか。上っ面の会話になってしまうから。
時事ネタよりも、気持ちを相手に伝えるべきだと。
これはどういうことかというと、たとえば、さいきん夜眠れなくて寝不足でつらいんですよ~、みたいな。
悪い例だと、ニュースで○○ありましたよね、とか。
まあそれでも間は埋まるけど、本人のことがわからないじゃないですか、それって。
雑談のゴールというのは、お互いの距離がいい感じに縮まることを是としてるわけなので、ただ喋るだけではなく、こうするともっとうまくいくよ、みたいなことがたくさんある本でした。
これはすぐ使えそうだなと思ったフレーズ
✕趣味はなんですか? → 今ハマってることはなんですか?
○話変わるんですけど
○オチのない話なんですけど
○話戻るんですけど
○間を無理に埋めようとしないで、沈黙が訪れたら喋るペースとトーンを落とす
まず、趣味はなんですか、と聞かない。これはあーなるほどなと。
聞かれたほうは、「これは趣味なのかな、これは言っていいのかな」みたいに考えてしまうんですね。
でも、ハマってるものだとそのハードルが下がる、とのこと。
で、次の「話変わるんですけど」、「オチのない話なんですけど」、「話戻るんですけど」、は、これを話の初めにあえて言ってしまう。
確かに、こういう喋りの導入をする配信者さんってけっこういますよね。普段でも使ったりするし。
そして、もうひとつ印象に残ったのが、無理に間を埋めようとしなくてもいいこと。

確かに、沈黙が怖いと無理に話題を探しちゃいますよね…

あ、それ僕のことです
そういうときは、あえて少し沈黙させてもいい。言われてみればなるほどなー、という感じです。
ただかなりザ・日本人な窮屈感は否めなかった
この本のAmazonレビューにもあったのですが、とにかく本音を言わないで相手に合わせまくるのはザ・日本人感バリバリで、合わない人は合わないだろうなーとも思いました。
ただ、理想は理想、現実は現実だと思うんですよ笑
現実問題…、まあ、僕はほぼニートなのでそもそも人間と関わる機会があまりないんですけど😇、それでも週1でバイトしてたりすると、嫌な上司とかいるわけです。
そういったときにどう話すかとか、そういったテクニックが具体的に書いてあるので、実際に困っている人にはかなり参考になる本だと思いました。
まとめ
というわけで、超雑談力の感想でした。
まとめると、
雑談は気持ちを伝える
雑談独自の話の入り方がある
沈黙を怖がらない
でした!