こんにちは、つむぎゆりです!
今回は、遺伝で頭の良さは決まるのか、そもそも「頭が良い」とはなんなのか、を解説します。
結論からいうと、遺伝で知能の3分の2が決まる側面もあるが(教育はあまり関係ない)、そもそも「頭の良さ」は実生活の利益に即座に繋がらないとのこと。
当記事は主にこちらの本の内容を参考に執筆↓
遺伝と頭の良さ
なんと、知能の3分の2は遺伝で決まると見積もられているとのこと(心理的な事柄も25%~75%。要は半分以上が遺伝)。
つまり、ほぼほぼ頭の良さは遺伝できまってしまうらしいです。
ただ…、話はそんな簡単には終わりません笑
教育は頭の良さにそれほど貢献していない
まず、教育と頭の良さの関係から。
この場合の「教育」というのは、主に家庭や学校面での教育のことを指しています。
まず知っておきたいのは、組織的な教育がなくても才能は育つし、レベルが低い教育からでもすぐれた人材は出るということ。
その証拠に、人間は周りに言葉がある環境があれば、大抵はとくに学習せずとも言葉を話すことが可能だったりします。
というわけで、広義の意味での頭の良さは教育では伸ばす期待はしなほうがいいとのこと。
ただそもそも、極論として遺伝で得られる頭のよさと、俗にいわれる学校の成績にはズレがあると本書ではいわれています。
頭の良さと現実のズレ
仮に、遺伝で頭のよさが100%遺伝で決まるとしましょう。
その中にはもちろん、良い悪いの優劣は存在しますよね。
ただ…、仮に遺伝で決まるとしても、学校や会社で頭の良さを発揮するには、本人がしっかり勉強して身につける必要があります。
つまり、RPGでいうと、どれだけ高ステータスで生まれようが結局はどれだけレベルを上げたかによるといった感じでしょう笑
そもそも教育の目的は全員の底上げ
ただ、本によればかといって教育の意味がまったくないわけではない、とのこと(当たり前だけど)
今までの遺伝うんぬんかんぬんの話題は、遺伝で頭の良さの優劣が決まるのか否か、という話でした。
ところが、教育はむしろ、全員の知能を高めることにあり、遺伝で頭の良さが決まっていたとしても非常に有益だとのことです。
頭の良さは専門性が重要
また、確かに遺伝で頭のよさの大半(約3分の2)は決まります。
ただ、実生活で役立つのは、分野ごとの経験の積み重ね(たとえば数学や料理)なので、総合的な頭のよさで決まるものではない、とのこと。
またRPGのたとえになりますが、レベルだけ上がっていても各ステータスや魔法を覚えていないとモンスターに勝てない、そういったイメージでしょう。
要は、もともとの頭の良さよりも、現在どう生きて何を経験していることのほうが大事、ということですね。
極論:頭のよさがあるっていいこと?
本によれば、わりと極論が繰り広げられていて共感がもてます笑
まとめると、べつに頭よくなくていいんじゃね? 的な感じです。
たしかにデータでは社会的・職業的に少しは頭のよさと相関性があるが、それほど高くはない、とのこと。
1例をだすと、たとえばセールスマンであれば頭のよさも大事だが、人間関係の構築のうまさや情緒的な側面のほうが重要ですよね。
暗記主義の試験も近年変わってきていて、より頭のよさ=社会的な成功とは言い難い時代に入っています。
つまりまとめると。
遺伝で頭のよさが決まるといっても、現実では他にも重要すべきことがたくさんある=より広い視野で物事を考えよう、という結論になります。
まとめ
以上、頭のよさは遺伝で決まるのか、教育はどの程度影響があるのか、でした。
最後にもう1回まとめると、頭の良さは遺伝で決まるし、教育もあくまで補助するのみで、本当に大事なことは何をどれだけ経験したか…、という結論になります。