このページでは、MyVのプロンプトに関する使い方を説明します。
ヘルプを読まなくても使用可能ですので、使い方に迷った方や、とことんカスタマイズしたい方向けの内容です。
そもそもAIが喋る仕組みやChatGPTについて
MyVはChatGPTというAIを使用しています。
正確にいうとChatGPTのAPIを使っているのですが、詳しい説明は割愛させて頂きます。
ChatGPTは日本語を取り扱う、大規模言語モデル(文章AI)で最も優秀とされており、応答速度や正確さで2023年12月現在抜きん出ている存在です。
そのAIを使用しているため、本当に会話しているかのような自由なやり取りが可能になっています。
そしてChatGPTに指示を行う命令が、「プロンプト」となっており、プロンプトを変えることによってAIの性格をも変えることが可能というわけです。
ChatGPTとMyV
つまりChatGPTのシステムを借りているかたちになるのですが、これには料金が発生しています。
2023年12月現在、ChatGPTは3.5というバージョンであれば無料で使えますが、ほかのアプリなどで使うにはレンタル料金のようなものがかかるんですね。
このレンタル料金は、プロンプト+ユーザー入力文章+AI回答文章+AIの過去回想文章=トータル文章、という形式です。
日本語で1万文字約4.2円となっています。
プロンプトやバージョンに限界がある
現在、MyVのプロンプトは500文字と指定しているのですが、これはいざ入力してみると少し少ないと感じる量かなと。
しかしながら、ChatGPTを借りる以上料金がかかるため、これを1000文字にするとユーザー様の利用回数か料金にも影響が出るため、500文字に設定しております。
また、ChatGPTの最新バージョンは4.0なのですが、この4.0は格段に性能が上がっており、会話をするうえでも最新バージョンのほうが絶対に優秀です。
ですがバージョン4.0を借りるには非常に高額なため、しばらくは3.5のままという選択となっています。
それじゃあChatGPT以外のLLM(大規模言語モデル)にすればいいのでは、という話にもなってくるのですが、現状、日本語を取り扱うLLMでほかの選択肢はなかなか難しい状況です。
個人開発の利点を活かしたMyV
ネット上のすべてを調べたわけではないのですが、ChatGPTにイラストをつけて動かせるアプリを運営者は見かけていません。
理由はいくつかあると思うのですが、大きな理由のひとつに利益化しにくいというものがある気がします。
ChatGPTのAPI料金は相場に比べて非常に安く、様々な企業でも導入されているほどですが、音声アプリにすると採算がとりにくいのではないでしょうか。
その点、MyVはコストがサーバー代とAPI料金のみなので、会話回数を大幅に増やすことに成功しています。
結論:Webアプリで完璧なAIとの会話はまだ技術的に難易度が高い
何が言いたかったかというと、WebアプリにAIを組み込み、完璧に自然な会話をするのはまだ時間がかかるということです笑
ただ自分のスマホやPCにCahtGPTのAI(と音声生成や画像連動)を入れたり、自らLLMを構築すれば可能ですし、厳密にいえばすでに多くの会話AIが存在しています。
しかしながら、料金であったり運営者のコード技術のなさにより、まだそのレベルにいくのは難しい状況かなと。
便宜アップデートしていきますが、ある程度ご了承して頂ければ幸いです。
MyVにおけるプロンプトの使い方の例
- 好きなキャラクターやVtubnerを作る
- 理想の恋人や、あるあるな人物像を作る
- 自分とそっくりのAIを作る
1なのですが、利用規約にもあるとおり、版権元の規約に従ってください。
2については、どちらかというと作りやすいと思います(音声の種類は随時増やす予定です)。
3についても、配信やSNSで使いやすいのではないでしょうか。
ここからはそれぞれのパターンにおける注意点を説明します。
どのプロンプトを作るパターンでも共通の注意点
- 長い回答ができない
- 50文字以上の入力が不可
- センシティブな入力や回答が禁止
まず文字数関連ですが、MyVのシステム側でAIに回答制限をかけているため、長文が返ってこない使用となっています。
同じくユーザーが入力できる文章の上限も、50文字と設定をしており、ご協力頂ければ幸いです。
センシティブな発言の定義については詳しくは利用規約をご覧ください。
架空のキャラクターを作る際の注意点
- それっぽいことは喋るが会話として成立しにくい
- 時折ユーザーの言葉を繰り返したり、設定をそのまま喋ってしまう
- 設定にないこと以外は答えられない
対応策としては以下のとおりになります。
- SNSに投稿する用として割り切る(つまりある程度こちらからの質問などを固定する)
- 会話を成立させるなら細かい口癖があるキャラは難しい
現実の人間として作る際の注意点
細かい口癖やセリフなどに留意しなければ、かなり細かいところまで可能です。
とくにおすすめは、電話やチャットをしているなどのシチュエーションが、臨場感があると思います。
自分で絵を描いたり、AI生成で差分を作ったりと、かなり色々な可能性は広げられるかなと。
注意点としては正直そこまで存在せず、時折ChatGPTが演技を忘れてしまうことを許す程度でしょうか笑
プロンプトがうまく作動しない場合
- クリアして1文ずつ足していく
- ◯◯はしないでください、◯◯は禁止です、と制御する
- 複雑な指示をすると、設定を喋るだけになりやすいので、設定をゆるくする
今後のアップデート展望
一定以上のユーザーさんが集まれば、自分のモデルを公開する機能を追加しようと考えています。
イラストとプロンプトをセットで公開、という感じです。
オリジナルモデルの宣伝などの使用して頂ければ、と構想しています。