このページでは、MyVのアバターに関する使い方を説明します。
ヘルプを読まなくても使用可能ですので、使い方に迷った方や、とことんカスタマイズしたい方向けの内容です。
MyVに画像をアップロードしてどんなことができるか
以下のことが画像をアップロードすることで、実現可能になります。
- 目が一定間隔で瞬きします(当記事では目パチと呼びます)
- AIが喋っている間、口が動きます(いわゆる口パク)
- 背景画像を設定することで、異なるシチュエーションに
ほかにも、後述しますがGif画像を作ることで、待機中に髪だけ揺らすことなども可能です。
画像サイズや拡張子について
1枚32MBまで。
拡張子はjpg、png、gifの3種類がアップロード可能です。
32MBは、よほど高画質で大サイズのものでなければ気にする必要はないと思います。
重要点としては、画像サイズはすべて同じにしてください。
ファイル名はなんでも構いません。
拡張子についての説明は以下のとおりです。
画像ファイルには、ファイル名の後ろに.◯◯とついています。その種類によって、少し用途が異なります。もし選べるのであれば、.pngを選んでおけば間違いありません。
- jpg(広く一般的に使われている拡張子。pngに比べて容量は少ないが、少し画質は落ちます)
- png(容量は多いが、そのぶん高画質です。また、背景を透明にすることができます)
- gif(動く画像を作ることが可能です)
画像をアップロードしない場合
アップロードしない場合、デフォルトで用意している画像になります。
MtU様のイラストを使用させて頂きました。
うまく作動しない場合
- クリアボックスにチェックを入れて保存すると、特定の画像だけデフォルトに戻すことが可能です
- 背景色を反映したい場合、背景画像をクリアで削除してください
- パーツとアップロード画像が合っているか確認してください
- アップロードする画像サイズは、横と縦のサイズを背景以外すべて同じにしてください(正方形である必要はありません)
アバター設定画面で正常にアップロードされているのに、AI画面で画像が反映されていないときは、「キャッシュ」が原因かもしれません。キャッシュというのは、スマートフォンやPCのページ読み込みを少しでも早くするため、一時的に配置を記憶するブラウザ(GoogleChromeやSafari)の機能です。解決策として、画面を再読み込みするか、ブラウザの設定で当アプリのキャッシュを消去してみてください。
画像をどうやって作ればいいのか
以下のような方法が考えられます。
- 自分で描く
- AIで生成する
- 配布されているフリー素材を使う
- Live2Dなどのパーツを使う
- 有償で依頼する
どんな画像が必要なのか
- 体(必須)
- 開いた目(任意)
- 閉じた目(目パチを入れるなら必須)
- 開いた口(体のイラストによっては任意)
- 閉じた口(体のイラストによっては任意)
- 半分開いた口(任意)
※目パチと口パクを完璧に動かすなら、「半分開いた口」以外は必須。
以下、詳しい補足をしていきます。
イラストが動く仕組み
なぜ口パクしている間、瞬きができなくなってしまうかというと、目は目だけのパーツを用意する必要があるからです。補足ですが、表示順序は口パーツを前面に設定しています。
自分で描いて画像を用意する場合
自分で描いて画像を用意する場合、以下の工程でおこなってください。
- 目と口以外の絵(のっぺらぼう状態)をレイヤーの最下層に描く
- 開いた目、閉じた目、開いた口、閉じた口、半開きの口を別の前面レイヤーにそれぞれ描いていく
- 別のパーツを描くときは、たとえば「開いた目」をいったん非表示にし、「閉じた目」を上に描く
- 描き終わったら、横と長さのサイズを同じに揃え、背景を透明にしpng形式で全パーツを書き出していく
gif画像で動きをリッチにすることが可能
時間はかかり難易度も高めですが、たとえば髪だけを揺らすことが可能です(参考例↓)。
※このサンプル画像はgifで瞬きも作ってしまっています。
いろいろな方法がありますが、運営者は以下の方法でおこないました。(参考サイト)
- パーツを髪、後ろ髪、顔でわける
- After Effectsを英語可し、英語でしか使えないプラグインを入れる
- プラグインを使いピンを打ってエフェクトをつけると髪だけ動く
- ループするように時間や動きを調節する
参考のために補足しておくと、AfterEffectsを持っている人はデジタルハリウッドなどで購入した方もいらっしゃると思いますが、なんらかの講座を受けてないとかなり大変だと思います笑
AfterEffectsの使い方がかなり厄介なので、講座を受講した自分でもなかなか怪しかったですw
AIイラスト作成アプリ(Stable Diffusion)などで作る場合
AIイラストでもMyVを使うことは可能ですが、1点注意があります。
口パクをしている間、目パチが使用不可能となってしまう可能性がある点です。
これはなぜかというと、AIイラストでは目や口だけのパーツを書き出すのが難しいためです。
そのためこのデメリットをご了承したうえでお使いください。
※画像を書き出したのち、パーツ部分以外を手作業やツールで透明にするか、パーツの周囲が完全に同じ色であれば実装可能です。
AIイラストで画像を用意する流れ
使い方はさまざまなブログで紹介されているので割愛しますが、以下のような工程です。
- Stable DiffusionをPythonで使い、仮想環境にインストールする
- まず元となる画像を作る
- プラグインを入れて背景を透明にする(ほかのツールでも可)
- 差分だけ変えて、閉じた目、開いた口などの画像を同じサイズで生成する
余談ですが、運営者はMac mini M2で差分表情を試しに作ってみたのですが、グラフィックボードが足りないのかうまくいきませんでした笑
このあたりはスペックや環境によってかなり違いが出るので、実際に試してみて頂ければと思います。
フリー素材や立ち絵素材を使う場合
以下の条件が整っていれば、MyVに使用可能です。
1枚絵のみでアプリを使う場合
「アバター」にアップロードする画像を、すべて同じにしてください。
口パクも目パチも使用不可ですが、アプリを動作させることは可能です。
今後のアップデートや実装断念した機能
自然な口パクについては、単純にコードが難解すぎて運営者には無理でした笑 今のままでもじゅうぶん動いているな、と思うので当分このままだと思います。
感情を感知して表情を変える機能もつけたかったのですが、コードが難しかったことと、イラストの用意も大変だなと思い見送りに。ただ、これは将来的に実装する可能性はあります。
最後の、Live2Dの実装なのですが、実はLive2Dをローカル上(要はブラウザ)に出すところまではいったのですが、費用面や実装難易度から断念しました笑 理論上は可能なので、将来的に実装するかもしれません。
個人的に、近いうちに1枚絵だけで動かせたり、ほかにもイラスト関係のAI機能が出ると予想しており、そういった最新機能もつけていければと思います。
もし何か要望があれば、X(旧Twitter)などでもいいので、お気軽にご連絡ください。